明るいがん患者を目指して

自分が乳がんになったことを忘れないために、これまでの体験を振り返っていこうと思います。

PET検査(2016年11月17日)

1年に一度の人間ドック以外に検査を受けるのは、めったにないことです。


注意事項も多いので、とてもドキドキします。


PET検査は、「検査薬を静脈注射して全身の細胞の活動状態を画像化し、病変を発見するための検査」(病院からの資料による)です。


当日は、【受付10時25分/検査10時40分~】となっていました。
「朝5時40分以降は絶食」でした。
「ただし良質な画像を得るために、水分摂取(無糖の茶・水・さ湯のみ)は必要」との説明がありました。

家から車で15分あれば余裕で到着できる病院ですが、「遅刻してはいけない!」ということで、自分としてはものすごく早く病院に行きました。
待合室には男性患者さんがいらっしゃいました。
そこで初めて「がんって、乳がんだけじゃなかった…」と冷静になれたかもしれません。


水分は摂らなければいけないけど、そうするとトイレには行きたくなるし、初めて受ける検査だから緊張はするし、大変でした。


10時台はいつも再放送のドラマを見ていたので、待合室で一人になってからはチャンネルを変えて見始めましたが、刑事もので殺人事件が起きるような内容だったので、無難な教育テレビに変えました。


しばらくして、いよいよ自分の番が来ました!


検査の流れは、次の通りです(病院からの資料による)。


【問診】血圧測定・血糖値測定
  ↓
【注射】検査薬の静脈注射
  ↓
【安静待機(60分)】薬が体全体にまわるまでゆっくり休む
 ※本も読んではいけない(頭や目を使うから)と言われました。ただひたすら目を
  つぶって休むことが大事なようでした。
  ↓
【排尿】膀胱に溜まった薬を排泄
  ↓
【撮影(20~30分)】撮影中は動かないように
 ※ただ横になるだけならいいけど、動かないようにと制限された中では苦痛が大きい
  ものだと実感しました。
  頭と手を動かさないように、軽く固定されました。
  ↓
【休憩(30分)】薬の効果が薄れるのを待つ
 ※制限も注意事項もない休憩だったので、体勢も自由に眠っていました(^^;)
  ↓
【終了】


検査が終わって待合室に戻ると、何人かの患者さんとそのご家族がいました。
テレビを見ると、教育テレビのままだったので、「みんな、よく飽きずに見ていたなぁ」と思ってしまいました。


(余談:教育テレビって、結構面白いもんですよ!)


そうそう、この日は知り合いのドクターが励ましに来てくれました。
このドクターとは20年以上も前からの付き合いです。
知り合った頃は、まだ医学部に通う学生さんでした。
それが、今では“センター長”という肩書が付くお医者さんになっていました。
自分がお世話になる病院に知り合いがいるというのは、いろいろと安心できるものです。


さぁ、一つ目の検査が終わりました。
次は、11月22日のMRI検査です。


(つづく)