明るいがん患者を目指して

自分が乳がんになったことを忘れないために、これまでの体験を振り返っていこうと思います。

外来受診日を迎えるまで

ブログを書いていて、思い出したことがあります。
私は、病気のことをすんなりと受け入れたと思っていましたが、やはり不安になって動揺していたことがあったのでした。


人間ドックの翌日、出勤して「昨日のことを上司に伝えなければ…」と思った時、直接話すと涙声になりそうだったので、メモを書くことにしました。
ところが、そのメモを書く手が震えていたのです‼
「人間ドックでどうやら病気が見つかったようで、外来を受診しなければならなくなった」
これからどうなっていくのか分からない、ということで、不安が募っていったと思います。
その日は何とか気持ちを落ち着かせて仕事をしてきました。


外来受診日までは約2週間ほどありました。
それまでの間、どんどん胸(乳房)は痛くなるし、「外来受診をすすめられた、ということは、やっぱりがんなのかなぁ」と思うようになっていきました。
「がんだと思っていて“良性でした!”と言われたらホッとするから、とりあえず悪い方に考えて覚悟しておこう」と心に決めて過ごすことにしました。


そうして11月8日の外来受診日を迎えます。


(つづく)