明るいがん患者を目指して

自分が乳がんになったことを忘れないために、これまでの体験を振り返っていこうと思います。

第1回目の抗がん剤点滴治療の後の様子について

ゆうたんです。


昨年(2017年)の1月4日は、“第2回 抗がん剤治療”の日でした。
でも、その話の前に、第1回目の抗がん剤点滴治療の後の3週間がどうだったのかを振り返っておきたいと思います。


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抗がん剤点滴治療の後に、“外来化学療法チェックシート”というものを渡されました。


起こりうる副作用が書かれていて、それについて、いつ、その症状が現れたかをチェックしていくものです。


【発熱】【食欲不振】【下痢(普段と比べて)】【便秘】
【嘔吐(注射をしてから24時間以内について】
【嘔吐(注射をしてから1日以上たってからの状態)】
【しびれ】【だるさ(普段と比べて)】【脱毛】【口内炎】
【皮膚の症状、爪の変化】
【その他気になる(味覚変化・聴覚・尿の出方など)こと‥‥自由記述】


渡された資料には、「38℃以上の熱が続くようなら、がまんせずに病院に連絡しましょう」と書いてありました。
私は平熱が低い方なので、37℃を超えると結構つらいものがありました。
ただ、第1回目ということで、基準がよく分からなくてがまんした部分もあったかもしれません。


熱の変動は次の通りでした。
 2016年12月16日‥‥36.9℃
 2016年12月17日‥‥36.7℃
 2016年12月18日‥‥36.9℃
 2016年12月19日‥‥37.6~37.9℃


抗がん剤点滴治療を受けた当日(2016年12月14日)から2016年12月20日までは、風邪をひいた時のような身体の痛みがありました。
また、2016年12月18~19日は、のどの痛みもありました。


副作用の一つとして、「便秘になるか、下痢になるか」と言われていましたが、この時はどちらかというと便秘気味でした。


その他の症状としては、手にかゆみが現れたり(2016年12月20日)、口の中が常に苦いような感じがするようになったりしました。


吐き気の症状はほとんど出なかったので、助かりました。


脱毛は“点滴後2週間くらいから始まる”と資料に書かれていたので、「どんなふうに始まるんだろう?」とドキドキしながら過ごしていました。
ほぼマニュアル通り、2016年12月26日に抜け始めました。何となく「クリスマスが過ぎてからで良かった(^^;)」と思いました。朝、髪の毛を手で梳かしたら、すうっと抜けていきました。「おおっ、これが“脱毛”か」という感じでした。とりあえず、その日から帽子をかぶって出かけました。まだ脱毛の初期段階で、自毛もたくさん残っていたので、使い捨てのネットで髪をまとめてから帽子をかぶりました。
脱毛2日目、1日目と同じように抜けていきました。でも、襟足はちょっと触るとどんどん抜けていく感じでした。
脱毛3日目、いよいよ生え際にきて、やっぱりショックでした。でも、「脱毛が始まったら、潔く丸坊主にしよう」と最初から決めていたので、この日(2016年12月28日)、美容室に連絡して、断髪式を執り行いました(*^_^*) 病気が分かった時、美容室にも伝えていたので、快く引き受けてくださいました。途中、「モヒカン、やらなくちゃ!」と写真を撮りました。美容室のみなさんのおかげで、非常に楽しい断髪式となりました。
これは前にも書きましたが、「頭の形がきれいだね!」とほめられたので、その後の丸坊主(ハゲ頭)生活は、私は楽しかったです(≧▽≦)
そうそう、美容室はカミソリを使えないので、丸坊主にするにあたっては、バリカンで極力短くしてもらいました。脱毛では、その残った細かい毛も抜けるため、最終的には自分でT字カミソリで剃りました(^^;)


抗がん剤点滴治療の後に白血球の減少が起こるため、上昇させるための注射を打つことになっていて、2日後の2016年12月18日に受診しました。ところが、この日の血液検査の結果では、白血球の数値が逆に上がっていたため、予定の注射(ジーラスタ)は打たずに様子を見ることになりました。
1週間後(2016年12月21日)の診察で、ジーラスタの代わりにノイトロジンを注射することになりました。


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まとめると、抗がん剤点滴治療の後、最初の1週間が辛かったです。
私の場合、水曜日が点滴の日だったので、幸か不幸か、土日に辛さのピークがやってきました。
第1回目の最初の1週間で、「こんなに辛いんだったら、もうやめたい」と思ったくらいです。
でも、その時に、自分と同じ抗がん剤の治療(TC療法)を経験した人のブログを探して、その人にメッセージを送って励まされました。今では、その人とSNSを通じてお友達になっています。
1週間が過ぎたら、「あれっ、私、病人だっけ?」と思えるくらい、普通に過ごすことが出来ました。


この、第1回目の抗がん剤治療の経過をもとに、残り3回も頑張ろうと決めたのでした。


(つづく)