明るいがん患者を目指して

自分が乳がんになったことを忘れないために、これまでの体験を振り返っていこうと思います。

もしかしたら…(2016年9月のこと)

先月、小林麻央さんが亡くなられました。
ご冥福をお祈り申し上げます。


私が「自分が乳がんなのではないか」と思い始めたのは、昨年9月のこと。
きっかけは小林麻央さんでした。
芸能人で乳がんであることを公表された方は他にもいるのに、どうしてだったんでしょうね…。


昨年9月は、ほぼ毎週遠出する予定があったり、所属する吹奏楽団の特別練習があったりと、忙しい月でした。


2週目に大学時代の仲間との会合があった時、仲間の中に乳がん体験者がいたので、思い切って相談してみようかと思いましたが、楽しい宴会の場ではなかなか切り出すことができずに帰ってきてしまいました。


翌日も別の会合があり、不安を拭い去るようにして参加しました。


3週目、田舎に帰り、高校時代の友人に会いました。
医療従事者だったため、ようやく思い切って相談することができました。
家族以外の人に初めて話して、ちょっとホッとした気がします。


翌日は中学時代の友人に会いました。
彼女も医療従事者なのですが、血圧のことは相談はしたけれど、乳がんのことは相談できないまま別れました。


すでに、10月26日に人間ドックを受診する予定が入っていました。
でも、その前に、他の病院で検査してもらった方がいいのだろうか、と悩みました。
10月は、音楽教室の発表会や吹奏楽団の定期演奏会があって、これまた忙しかったので、「きっと気のせい!」と自分に思い込ませて予約の日までを過ごすことにしました。
ただし、受診の際には、現在不安に思っていること・症状はしっかり伝えよう、と心に決めました。


そうして、人間ドックの日を迎えます。


(つづく)