ゆうたんです。

あちゃ～、疲れて寝てしまったら、日が変わってしまった…(>_<)

１年前の“12月14日”は、“抗がん剤治療が始まった日”でした。
３週間に一度×４回、すなわち、３ヶ月に渡る抗がん剤治療が始まったのでした。

私は、パートでデスクワークをしているのですが、治療を始める前に主治医に相談したら「抗がん剤治療は通院でやってもらっているので、みんな働いているよ。」とのことでした。お金のこともあり、辞めないで済むならそのまま続けたいと思っていたので、「仕事は続けられるよ！」ということをアピールするために診断書を書いてもらって提出しました。
とはいえ、体調がどうなるのか、全く分からない状態だったので、土日祝の通常の休みに加えて、毎週水曜日も休ませてもらうことにしました。
（水曜日が主治医の診察日に当たるため。）

がん集学治療センターの受付は８時半から始まります。
初日の予約は９時だったと記憶しています。
「検査があるので早く来るように」と言われていたので、８時半に着くように出かけました。
受付すると、ロビーで体温と血圧を測ります。
その後、看護師さんに呼ばれて、治療を受ける部屋に通されます。
ベッドの部屋とリクライニングチェアーの部屋がありましたが、「今日は一番乗りだから、好きな方を選んでいいよ。」と言われたので、長丁場になることを考えてベッドの部屋を選びました。
しばらくすると看護師さんがやってきて、採血をすると同時に、この後行う点滴のルートを入れて固定しました。わりと手首に近い位置でした。

“化学療法のある日の流れ”という説明書には、次のように書かれていました。
・がん集学治療センターで受付
　　↓
・採血と同時に点滴のルートを入れて固定します。
　　↓
・採血の結果がでたら診察になります。
　　↓
・薬剤師が薬をつくります。
（ここまで約２時間）
　　↓
・点滴を開始します。
　　↓
・次回の予約票をおわたしして終了になります。

また、“点滴中の過ごし方”には、次のように書かれていました。
・点滴中も飲食可能です。長くなる点滴の場合は昼食をお持ちください。

私が受ける“TC療法”は、２時間以上かかるものでした。
お昼を買っていなかったのと、保険の書類をお願いしたいのとで、待ち時間（診察前だったか後だったかは、忘れました）に病院ロビーの方に行きました。
保険の書類をお願いするために依頼書を書かなければならなかったのですが、点滴のルートが手首近くに固定されていたため、痛くて書きづらかったのを覚えています(T_T)

いよいよ点滴が始まる時は、お昼をまわっていたと思います。

ベッドの部屋に入りましたが、点滴が始まる前から横になるのは申し訳なくて、起きて待っていました。
部屋にはテレビも付いているので、家にいるのと同じように過ごせます(^^;)

そうそう、この日の朝、確か、北斗晶さんが復帰したのを見たような気がします。
それで「私も絶対頑張れる！」と思ったのでした(*^_^*)

点滴のスケジュールは、次の通りです。
・吐き気、浮腫、アレルギーを抑えるお薬〈副作用を防ぐ為のお薬〉
　アレルギー症状（過敏反応）とタキソテールによる浮腫、嘔気嘔吐を防ぐ為のお薬を、
　15分かけて点滴します。生理食塩液の中に、ファモスタジン、デキサート、クロール
　トリメトンが入っています。
・吐き気止め
　投与時間：15分
　効果：抗がん剤による吐き気・嘔吐を軽くするお薬です。
・抗がん剤〈ドセタキセル投与〉
　抗がん剤のドセタキセルを１時間かけて点滴してきます。
・抗がん剤〈エンドキサン投与〉
　エンドキサン注（アルキル化剤）の入った点滴を30分かけて行います。
・血管内を洗い流す
　最後に生理食塩液20mlで、けっかんを洗い流して、抗がん剤による、皮膚・血管に
　影響がでないようにしています。
以上は、私が通っていた病院の説明文です。

点滴中、何度もトイレに行きました。
これだけたくさん点滴すれば、トイレも近くなって当然らしいです。

抗がん剤が投与される頃から、手足を冷やしていきます。
これは、末梢部分にまで薬がいき渡らないようにして、副作用を防ぐためです。
自分で持っていった保冷材は、部屋に通された時に看護師さんに預けておいたのでした。
初回はなにぶん勝手が分からないから、氷も早く溶けてぬるくなってしまい、効果があったのか心配になりました。

点滴が終わったのは、15時過ぎだったと思います。

抗がん剤というと、やはり吐き気が心配でしたが、それを防ぐ薬も入っているので大丈夫でした。

飲み薬が処方され、次回（２日後の12月16日）の予約を受けて、第１回 抗がん剤治療が終わりました。

（つづく）