明るいがん患者を目指して

自分が乳がんになったことを忘れないために、これまでの体験を振り返っていこうと思います。

抗がん剤治療を始めるための準備(2016年12月9日)

お久しぶりです、ゆうたんです。


次のブログの文章をどう組み立てようかと考えている間にどんどん日は経ち、11月も最終日となってしまいました。
その間に、髪の毛は順調に伸びてきていて、“ジョリジョリ”を卒業し、“ふかふか”になってきています。


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さて、振り返りブログは、いよいよ抗がん剤治療へと入ります。


2016年12月14日から抗がん剤治療を始めるにあたり、12月9日に病院内の歯科口腔外科を受診することになりました。
実は、私、この病院に歯科口腔外科が開設された時にちょっとだけ働いていたんです。
その頃とはドクターもスタッフも場所も変わっていました。
今は、抗がん剤治療や手術をする前に、必ず歯科口腔外科で口腔内のチェックをするのだそうです。


その後、がん集学治療センターに行って、抗がん剤治療についての説明を受けました。


・抗がん剤点滴の日の流れ
・金額のこと
・副作用のこと


点滴中は、末端まで薬がいかないように、手足を冷やすためのものを用意するように言われました。
「ペットボトルに水を入れて凍らせて、点滴中握っていればいい」とのことでした。
それによって、手足のしびれなどの副作用を防ぐのだそうです。


「抗がん剤治療では、体毛は全て脱毛します」と主治医から言われていたため、特に頭髪の脱毛に対する準備をどうしたらよいか、心配していました。
見本のウイッグや帽子があったので、試しにかぶってみました。
(まだ髪の毛がある状態でしたが…(^^;))
ウイッグは金額もピンキリで、高いものは人毛を使っていて、なじみやすいようになっているし、安いものは人工毛で、帽子に毛が生えているような感じになっているものもありました。
私は、敏感肌だし、頭皮湿疹があってずっと皮膚科に通っていたので、安いウイッグは無理だと思いました。
それよりなにより、なんだかウイッグは私に似合わないような気がして…(>_<)
(見本のウイッグが茶髪だったため、それをかぶった私を見た主人が「なんだかなぁ~」と、ビミョ~な反応でした。)
そこで、かわいい帽子を取りそろえることにしました(*^_^*)
帽子なら、治療が済んだ後でも使うことができるだろう!との判断です。
脱毛は“点滴後2週間くらいから始まる”と資料に書かれていたので、それまでに用意することにしました。


ここまで来たらジタバタしてもしょうがない。
12月14日からの抗がん剤治療を、受け入れて頑張ろう!と思いました。


(つづく)

告知記念日(11月8日)

相変わらず更新の遅い、ゆうたんです。


今日、11月8日は、“告知記念日”です。
1年前のこの日、初めて外科外来を受診して、乳がんであることを告知されました。


抗がん剤治療~手術~放射線治療と進めてきて、今はホルモン療法で落ち着いています。


抗がん剤治療の副作用で脱毛が起こったことは、この後のブログに綴っていくつもりなのですが、先に言いますと、私の場合、自分でもびっくりするくらい、回復が早かったのです。
手術入院中にすでにジョリジョリしてきていたから、最後の抗がん剤点滴から2ヶ月足らずで髪が生える兆候が見られたことになります。


でもですね、坊主頭(というか、ハゲ頭)になった時に「頭の形がきれいだね!」とほめられたもんだから、すっかり気に入ってしまって、今までずっと剃っていたんです。
ちなみに、坊主頭の間、私は帽子で過ごしていました。


これは、自分でも“偽善”だな…と分かっているけど、私が坊主頭でいることで、これから治療を受ける方々に少しでも勇気を持ってもらえたらいいな…という思いがありました。
だからといって、人前で坊主頭をさらしたわけではないので、そのあたりが“偽善”だな…と思う所以なのですがね。


海外の方や、日本人でもモデルさんが、抗がん剤治療の副作用で坊主頭になったのを公表している姿は、私から見たら勇気ある行動で、うらやましい限りでした。


結局、私は勇気が無かったなぁ…。


では、どのタイミングで髪を伸ばし始めるか?
それが、今日の“告知記念日”なのです。


今日から剃るのをやめました。


今まで帽子で過ごしてきて、帽子がトレードマークのようになっていたから、髪が伸びて帽子を取るのが逆に恥ずかしくて(^^;)


どのくらいの日数で帽子がいらなくなるかなぁ…。


ではまた。


(次回のブログは、抗がん剤治療が始まるところから続けていきますね。)

これからの治療の説明(2016年12月7日)

お久しぶりです、ゆうたんです。


今日は“10月26日”。
昨年の“10月26日”は、不安を抱えながら人間ドックを受診していました。


今年の人間ドックは先日終了しましたが、不安要素がなかったので、気楽に受診してきました。
ドック終了後のランチでは、お腹が空いていたため、ご飯をおかわりするという食欲旺盛ぶり(^^;)
おかげさまで元気です(*^_^*)


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さて、ブログは(2016年)12月7日の診察時の話から続けます。


前回の診察では、リンパ節転移があることを告げられました。
生まれて初めての大病(乳がん)に加えての“リンパ節転移”は、さすがにショックでしたが、逆に考えると「あと、もう怖いことはない!」


(2016年)12月7日の診察には、主人は仕事のため、付いてきてもらうことができませんでした。
前回、患部の針生検をしたので、その結果が知らされます。
最初、一人で聞こうと思っていましたが、やっぱり誰かに付いてきてほしくなり、この病院で働いている知り合いのドクターにお願いしました。
(PET検査の時に励ましに来てくれたドクターです。)


もうすでにがんであることは分かっていますから、これからの治療について、先生(主治医)から説明がありました。


まずは半年間、抗がん剤治療をすると言われていましたが、当初予定していた薬は私には合わないこと分かり、その半分の3ヶ月間になりました。


半年間と聞いた時、「そんなに長い間やるんだぁ…。でも、その間に進んだらどうするんだ!」と思ってしまいました。
この辺が、頭がついていっていない証拠なんですが、後できちんと考えると、病気を治すための抗がん剤治療なんだから、進むはずがないわけで…(>_<)
それが半分になったので、ちょっとホッとした半面、「それで効くのかなぁ」‥‥なんとまぁ、わがままな患者ですね(*_*) ごめんなさいm(__)m


私が受ける抗がん剤治療は“TC療法”で、3週間に1回の点滴を4クール行うものでした。
点滴の後、白血球の減少が起こるため、上昇させるための注射を打つのですが、その注射にも種類があって、金額の高いものだと点滴の2日後に打てばあとは大丈夫(なはず)なもの、一般的なものだと点滴の1週間後に打って様子を見るもの、と説明されました。


はいっ、ここでやっぱり一人で来なくて良かったと思うわけです。
しかも、一緒に聞いてくれている人がお医者さんで本当に良かったです‼
主人と二人で聞いても、きっとちんぷんかんぷんだったと思います。


知り合いのドクターのアドバイスもあり、注射は金額の高いものを選びました。


いよいよ次週(2016年12月14日)から抗がん剤治療が始まることになりました。
ここから『明るいがん患者を目指す』日々が始まるのです(*^_^*)


ではまた。